【エメットの法則】先延ばしが駄目な理由。先延ばしにならないコツとは?

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エメットの法則は、先延ばしした場合の大変さ、先延ばしにならない為の考え方を示しています。この法則を活用して、先延ばしにならないようにしましょう。

目次
1. エメットの法則とは
2. 先延ばしすると大変
3. 先延ばしにならない為の方法
4. より早くやる必要があるもの
5. まとめ

エメットの法則とは

①仕事を先延ばしにすることは、片付けることよりも倍の時間とエネルギーを要する。

②先延ばしにする原因の1つは、完璧さに対するこだわりである。

提唱者は、タイムマネジメントの専門家であるリタ・エメット氏です。
著書『いま、やろうと思っていたのに…』(光文社刊)で、この法則を説いています。

法則①は、
「先延ばしした場合は、先延ばししない場合よりも倍の時間とエネルギーがかかる」ということです。

先延ばしすると大変

先延ばしすると、後で余計な負担がかかってしまいます。

先延ばしによる余計な負担

覚えておく必要
やることを覚えておく必要が出てきます。

思い出す必要
やることを思い出す必要があります。思い出すのに時間がかかってしまったり、思い出せないこともあるでしょう。

体力的な負担
期限に間に合わせるために、残業したり、睡眠時間を削ったりして、負担をかけてしまう可能性があります。他にやることが重なってしまえば、更に負担がかかります。

精神的なエネルギー
上記のような負担がストレスになってしまいます。

--- 夏休み症候群 ---

夏休みの宿題を先延ばししてしまい、後で大変な目に合うものです。

例えば、宿題として、夏休みの日記を書く場合、その日にあったことをその日に書けば難しくないでしょう。
ところが、毎日書くのを先延ばしして、後でまとめて書こうとすると、思い出すのに苦労します。余計な時間を費やしてしまいます。そもそも記憶に無いかもしれません。

それでは、先延ばしにならないために、どうすればよいのかを見ていきましょう。

先延ばしにならない為の方法

完璧を求めない

先延ばしにならない為には、完璧さに対するこだわりを持たないことが大事です。

とにかくやってみる

あれこれ考えずに、やってみることです。やり始めたら、あっという間に終わることもあります。

少しだけ手を付けておく

早く終わらせてしまおうと思い、一気に終わらせることができたりします。

完璧より完了

60点くらいの出来で、一旦完了させる。

このような方法で、先延ばしにならないようにしましょう。

ところで、やることが1つであれば、そのことを終わらせればよいでしょう。やることが幾つもある場合は、どれからやるのかを選択する必要があります。

より早くやる必要があるもの

悪いことほど早めに

トラブルの対応は、より早くやる必要があります。

クレーム、不祥事が発生した際は、あっという間にネットで拡散され、大炎上してしまいます。

やりたくないことほど早めに

やりたくないことは、ストレスにつながります。早く終わらせましょう。

やることの優先順位を考えて、取り掛かりましょう。

まとめ

エメットの法則とは

①仕事を先延ばしにすることは、片付けることよりも倍の時間とエネルギーを要する。

②先延ばしにする原因の1つは、完璧さに対するこだわりである。

先延ばしすると大変

・先延ばしすると、後で余計な負担がかかってしまいます。

先延ばしにならない為の方法

・完璧さに対するこだわりを持たないことが大事です。

・とにかくやってみる

・少しだけ手を付けておく

・完璧より完了

より早くやる必要があるもの

・悪いことほど早めに

・やりたくないことほど早めに

この法則を活用して、先延ばしにならないようにしましょう。