【決定回避の法則】選択肢が多いと行動を起こせない！！対策方法は？？

決定回避の法則は、人間が行動を起こせなくなる要因を示しています。この記事では、決定回避の法則に基づいて、行動しやすくする方法を紹介しています。

目次
1. 決定回避の法則
2. 行動しやすくする方法
3. まとめ

決定回避の法則

決定回避の法則とは

選択肢が多ければ多いほど、人は行動を起こせなくなる。

決定回避の法則は、心理学者であるシーナ・アイエンガー氏が行った実験結果によるものです。

別名「ジャムの法則」

スーパーマーケットでのジャムの試食販売による実験であったため、この法則は別名で「ジャムの法則」とも呼ばれています。

ジャムの試食販売による実験

アメリカのスーパーマーケットでジャムの試食販売による実験が行われました。

ある週には6種類のジャム、別の週には24種類のジャムを並べて、試食した人と購入した人の割合を調べました。

6種類・24種類のジャムでの試食と購入の割合

6種類のジャム
足を止めた人のうち、試食した人40%　購入した人30%

24種類のジャム
足を止めた人のうち、試食した人60%　購入した人3%

種類の多い方は、試食した人の割合は高いのですが、購入した人の割合は明らかに低くなっています。

よって、選択肢が多い方が行動を起こしづらいことが言えます。

行動しやすくすることが大事

ビジネスでは・・・

ビジネスでは、消費者に買ってもらうことで商売が成り立ちます。つまり、行動してもらうことが必要であり、行動しやすくする必要があります。

生活においても・・・

ビジネスだけではなく生活する中においても、行動することは大切です。行動することで結果が出て成長につながります。

つまり、行動しやすくすることが大事です。

それでは「行動を起こしづらい」を「行動を起こしやすい」に変える方法を見ていきましょう。

行動しやすくする方法

選択肢を絞る！！

決定回避の法則は、「選択肢が多ければ多いほど、人は行動を起こせなくなる」というものです。

行動しやすくするには、逆に選択肢を少なくすること、選択肢を絞ることが必要です。

では、どのように選択肢を絞ればよいかを見ていきましょう。

目的を定める

目的を定めることで、目的に合った選択肢に絞ることができます。

大事なポイントを決める

大事なポイントを決めることで、そのポイントに合った選択肢に絞ることができます。

捨てるものを決める

捨てるものを決めることで、選択肢を絞ることができます。
「○○は必要ないからやらない」「○○の機能までは要らないから選択肢から消す」

ジャンル・用途・価格などで分ける

ジャンル、用途、価格などで細分化することで、選択肢を絞ることができます。

ランキング表示する

ランキングを参考にして決める場合は、「トップ10」などとすることで選択肢を絞ることができます。
「○○系ランキング・トップ10」「売れ筋トップ5」

プランやコースで提供する

「3,000円コース」などといった金額で分類したコースを3つ程度設定することで、選択肢を絞ることができます。
「3,000円コース　4,000円コース　5,000円コース」


このように選択肢を絞って、行動しやすい状況を作っていきましょう。

まとめ

■決定回避の法則

・決定回避の法則とは、「選択肢が多ければ多いほど、人は行動を起こせなくなる。」というものです。

・別名で「ジャムの法則」とも呼ばれています。

■行動しやすくする方法 

行動しやすくするには、選択肢を絞ることが必要です。

・目的を定める

・大事なポイントを決める

・捨てるものを決める

・ジャンル・用途・価格などで分ける

・ランキング表示する

・プランやコースで提供する